投資遍歴②
この記事の続きです。
investment-and-peace.hatenablog.com
2007年頃から投資信託という投資商品を知り、少しづつ投資を開始しています。
この頃は毎月分配金が出るグローバルソブリンという投資信託を買っていたり、アセットアロケーションも考えていなかっため、今のインデックス投資という投資方法まで行き着いていません。
投資方針も考えてなく、個別株が投資信託だけになっただけという形でした。この頃の米国の株式指標S&P500を確認すると、2007年10月をピークに2009年2月に底を打つまで株価は下がり続けております。
リーマンショックによる大暴落ですね。
2008年からは各アセットクラス(日本株式、海外株式、海外債券)のインデックスファンドに毎月積み立てを始めています。
評価額が下がり続ける中、初心者に近い人間がメンタルを保ち、なけなしのお金をよくも投入し続けることができたなと我ながら感心しましたが、その頃仕事が激忙しかったことが原因と考えられます。
つまり、評価額を見る余裕(興味)がなく、放置していたことが功を奏したという形です。また、追加投資も続けていました。
これはウォール街のランダムウォーカーという本とインデックス投資家の水瀬ケンイチさんのブログである梅屋敷商店街のランダムウォーカーに助けられたと思っています。
安いときに買い、高いときに売るというのが儲かる秘訣ですが、これがなかなか難しい。株価が上昇しているときにチャンスに遅れまいとして買い、暴落すると慌てて売るという心理的に逆の動きをしてしまいがちです。
その後の展開として2009年2月以降は多少の上下があったものの基本的に右肩あがりで上昇を続けており、2016年8月現在ですとS&P500は約735ドルから約2184ドルと約3倍の金額に近い数値になっています。
この頃の株価下落期間中の投資は私の資産形成において大きな影響をもたらしてくれました。もっと投資しておけばよかったと思うくらいです。
この経験から株価下落は逆にチャンスだと思うようになりましたし、長期投資を方針としている方には下落時に慌てないでほしいと思っています。