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インベストメント&ピース

長期分散投資で資産形成中です。投資の話を中心に書いていきたいと思います。

貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメントを読みました

書籍

スイスのイメージ画像

再読です。久しぶりに読みました。

この本はウォール街のランダムウォーカーに系譜される長期分散・インデックス投資本の入門版のような本であり、投資のリテラシーを高めるのに最適です。

ウォール街のランダムウォーカーは長期投資家だけではなく、スタイルの異なる投資を実践している方も間違いなく読んでおくべき名著ですが、バートン・マルキールさんという有名な教授が書かれた本であり、翻訳版ということもあり、ほんの少し難しく500ページほどあるため読み終えるのが大変です。

一方この貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメントについては、北村慶さんという人の著書で、日本人の状況等も考慮して書かれているため読みやすいです。250ページくらいですし。2006年発行と多少古いですが、書いてある内容は長期分散投資のベースとなる考え方についてなので、今読んでも吸収できるエッセンスが多いです。

私もそうでしたが投資を始めようとする初心者は、主に日本個別株のトレーディングに関する本を手にとってしまいがちですが、この本に描かれている内容のような投資の基本的な考え方について早めに知っておくべきだと思っています。

内容的には主に以下のようなことが書かれています。

デイトレは勝てない。負けないインベストメントをすべき

投資のプロがしのぎを削る金融マーケットにおいて、トレーディングで素人が勝ち続けられる可能性は低い。マーケットをウォッチし続ける必要があり、クオリティ・オブ・ライフを下げることになる。一般個人の投資の目的から考えると本末転倒である。

トレーディング型の投資ではなく、長期的なインベストメント型の投資で負けない資産運用をしよう。

自己責任の社会になりつつある

財政難から所得の再分配機能が低下し、所得(金融資産)格差が広がる。そして若い世代ほど年金受給額は低くなり、定年後の生活に必要な金額とのギャップが広がる。確定拠出年金など、そのギャップを埋めるための投資判断が個人に移っていき、自己責任が求められる社会になっていく。

ポートフォリオ運用によるボラティリティを抑えた投資手法

投資先を分散させ、リスク(ボラティリティと呼ばれるリターンのブレ)を抑えた長期的な資産運用を行うことが必要。アセットアロケーションによって運用成績の約90%を左右するということが学術的研究により実証されている。

→ここで長期というのは20〜30年単位のことを言っています。アセットアロケーションは基本的な資産クラス(日本株式、日本債券、海外株式、海外債券)への資産配分を意味します。

アセットアロケーションによって運用成績の約90%を左右すると事実は衝撃的でした。そして、ドルコスト平均法と呼ばれる投資時期の分散手法や複利効果の重要性などについて書かれています。

まとめ

今50歳より上の世代くらいのサラリーマンであると、持ち家を買ってローンを返していくことがシンプルかつベストな資産形成手段であり、給料も増え、定年まで耐えれば退職金もたんまりで投資を行う必要性がなかったと思われます。

そういった理由からか日本には投資のリテラシーを高める本はほとんどなく、証券会社の口座の作り方やチャートの読み方、板と呼ばれる取引の状況の見方などが載っている本を手に取ることになりますが、それで実行できたことって、証券会社を開設し、気になった株を少額買って、値動きを見て、高くなったら売るくらいのことしか私にはできませんでした。

もちろんそういった本も必要なのですが、趣味の範囲を超えることは難しいですし、一家の資産形成が投資目的だとすると心許ないです。

iDeCoが多くのサラリーマンに解放されるようになりますし、自己責任が求められる時代に投資リテラシーを高める第一歩としてオススメの本です。そろそろ新版を出してくれないですかね!

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