インベストメント&ピース

長期分散投資で資産形成中です。投資の話を中心に書いていきたいと思います。

個人投資家にとっての会計スキル(P/L知識編)

会計のイメージ図

会計スキルの重要性

数字へのアレルギーを持たれている方も多いかと思いますが、投資という活動において、会計はかなり重要なスキルであり、投資以外のその他広い範囲において役立つものと考えています。

独立して自分でビジネスをやろうとしている人はもちろん、サラリーマンも自分の会社の経営状況がわかった方が何かと便利かと思います。

重要なことは、企業経営の全ては最終的には会計数値やそれを補完する注記と呼ばれる文字情報に落ちてくるということです。

つまり、その企業の株式に投資するという行為は、その企業の会計数値を将来に渡って信頼できる見込みが高いと思っているからこそ行なっているとも考えられます。有名であるとか、これから伸びそうというのはイメージでしかなく、実際の会計数値を確認することで確度を上げることができると思っています。

ということで、会計について記載したいと思いますが、会計の深い内容までを理解しようとするのは効率が悪いため、短時間でエッセンスだけ取り入れるための基礎的な内容を記載します。

今回の内容は会計数値のP/L(Profit & Loss Statement)と呼ばれる、ある期間の業績を表したものです。

収益(Revenue)

収益は売上のことで英語ではRevenueといいます。つまりお客さんの購入金額(税抜)です。利益との違いですが、利益は収益から費用を引いた残りになりますので、収益と言われたら売上のことだと思っておけばよいです。

費用(Expense)

費用は説明しないでもわかりますね。英語ではExpenseです。覚えておく必要があるのは、費用の分類ですが、原価、販管費(販売費及び一般管理費)という2種類があるという程度で十分です。

原価は販売業の場合ですと、商品の仕入価格になります。製造業の場合は、その製品を作るのに要した費用ということになります。英語だとCost of Salesになります。

販管費は、販売にかかる費用と会社の運営に必要な管理費用が含まれ、マーケティング費用やオフィスで働く従業員の給与、家賃などがあります。英語だとSelling & General Administrative Expenseと言い、略してSGAと言います。

利益(Profit)

利益は収益から費用を引いた残りです。英語だとProfitもしくはIncomeと言います。利益 = 収益 - 費用という式になります。利益はいくつかの種類があるので以下に記載します。

売上総利益(Gross Profit)

売上総利益のイメージ図

収益から原価を引いた残りが売上総利益です。粗利(あらり)とも言います。

売上総利益 = 収益 - 原価

製造業の場合は、製品を作るのに使用した費用が原価であるため、この売上総利益(粗利)率を見ることで、それ以外の費用がどれだけ追加されて売られているかが分かります。

以下記事によるとダウンジャケットで有名なブランドあるモンクレールの2015年度の粗利率は74.4%とのことなので、製造費用以外の費用が多く乗せられていることが分かります。逆に言うとブランドが強いため、それだけ費用を乗せても顧客に訴求できるということですね。

一生モノの高級ダウン「モンクレール」の正体 | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

営業利益(Operating income)

営業利益のイメージ図

収益から原価と販管費を引いた残りが営業利益です。売上総利益から販管費を引いた残りにもなりますね。

営業利益 = 収益 - 原価 - 販管費

     = 売上総利益 - 販管費

これは本業で稼いだ利益ということになります。

税引前当期純利益(Income before taxes)

税引前当期純利益のイメージ図

法人税が引かれる前の利益であり、収益から企業で使った全ての費用を引いた残りとなります。

日本の場合、営業利益の後に営業外で発生した収益・費用を足し引きして経常利益というものを記載しますが、米国には基本的に記載しないため省略します。

また日本には、その会計期間で一時的に発生した収益・費用を示す特別利益・損失という概念がありますが、これも米国にはありません。

当期純利益(Net income)

当期純利益のイメージ図

当期純利益(損失)は最終損益とも呼ばれます。税引前当期純利益から法人税を引いたものですが、これがプラスであれば黒字、マイナスであれば赤字です。そのため、利益の中で一番重要です。

まとめ

時間がある人は日商簿記3級を取得するといいかもしれません。時間対効果が高いと思っています。2,3か月も勉強すれば多くの人が取れるはずです。

次回はP/L実践編を投稿したいと思います。

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